千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 部長引継ぎ

3月9日(土)に本校の卒業式が挙行され、自動車部の3年生部員もこの日をもって引退となりました。

 

3年生の各部員から顧問一人一人に花束をいただきました。

午後には卒業を祝って打ち上げが行われました。卒業生一人一人から後輩に向けてメッセージを伝えてもらいました。

副部長を務めた秋山くんは部活を辞めようかと悩んだ日があったことを話してくれ、それでも先輩に引き止められ、活動を続ける中で次第に部活動が面白くなってきて、続けて来て良かったと自身の活動を振り返りながら、

「『今』だけじゃなくて、『その先』を考えられるようになった。」と話してくれました。

今やっていることが、その先どういう結果に結びつくか、そう見通しを立てて活動に取り組めるようになったことに自分の成長を感じたと言います。そして後輩たちにもそれを意識して活動に取り組んでもらいたいと締めくくってくれました。

 

部長を務めた田中くんはたくさんの失敗を経験して迷惑をかけたと言いながら

「失敗を失敗だけで終わらせるのではなく、失敗をその後に生かす力を身につけてほしい」と力強く伝えてくれました。

失敗することで気が付くことが必ずあります。原因をしっかり分析することで、同じミスを繰り返さないことはもちろん、それを次に生かして成功に導くことが大事。でもその力がないと生かすことはできない。だから、その力を身に付けられるよう、日ごろから観察や考えることを怠らないで活動に取り組んでもらいたいと話してくれました。

卒業生からのメッセージに後輩たちは真剣に聞き入っていたのが印象的でした。

 

さて、自動車部の部長はこの場で最後の仕事として「新部長の任命」をして、部を託して卒業していきます。緊張が張り詰める中、新部長に任命されたのは2年生の永長くんです。

永長くんに部長を任された意気込みを聞いてみました。

「自分はメンタルが弱いので、部長を務める中でメンタルを鍛えていかなければと思っています。それまではダメダメな部長になってしまうかもしれませんが、ついてきてもらえたらと思います。」

ボディー班だったのに他の部署の仕事についても把握できていた一昨年の厚海部長や、人に伝える力に長けていた田中部長を見習いながら「先輩、後輩、分け隔てなく意見が言い合える部活」にしたいとこれまでの自動車部の良いところをしっかりと分析できている永長くん。歴代の先輩の良いところを見習いながらも、永長くんの良いところを十分に発揮してもらいたいと思います。

目標はやはり「2500㎞/ℓ」とかかげ、「技術的な成長を通して人に伝える力のある部活にしていきたい」と話してくれました。

 

また副部長には2年生の前﨑くんと1年生の小関くんの2名が任命されました。

「経験がまだ浅いけど冷静に判断して部長を助けられる存在になりたい」と言う小関くん。

人懐っこい小関くんなので、新部長永長くんの目指す「先輩も後輩も分け隔てなく」という活動目標に大いに貢献してくれることと期待しています。

 

2年生の前﨑くんは「副部長に任命されて、自分を評価してもらえてうれしかった。誠意をもって取り組まなくてはという緊張感に包まれています。」とまずは副部長に選ばれた事への感謝を述べ、「なぜ副部長が二人なのかという理由を考えながら、これまで通り、永長くんのサポートをしていきたい」と意気込みを語ってくれました。

永長くんは1年生の頃から自分が周りを引っ張っていかなくてはいけないと思っているところがあって、その責任感ゆえに一生懸命になって周りが見えなくなる時があると前﨑くんは言います。「だからそこを補って、この部活を大会5連覇に導いていけたらと思っています。」

「そんな立派なことではない」とこれまで通り、いつも通りと肩ひじ張らずに副部長という任務にあたろうとする姿勢が冷静で、良い人選だったなと感じました。

 

田中前部長の人選が正しかったかどうかは、来年度の大会成績で証明されます!

新体制になった自動車部もよろしくお願いします。

そして、3年生部員の皆さん、3年間お疲れ様でした、ご卒業おめでとうございます。