自動車部では内径20インチのタイヤを使用しています。
ところが、市販されているタイヤチューブは26インチのものしかないので、
加工して20インチ用に仕上げなくてはなりません。今回タイヤチューブを更新することになり、
3年生の石塚くんと2年生の水上くんがその作業に挑みましたが、
これがなかなか難しい様子。今回は練習している様子をのぞいてみました。
まずはタイヤチューブを適当なところで切ります。
ここからは工程ごとに滑りやすくするためのベビーパウダーや、
ゴミが入って接着を妨げないためのパーツクリーナーを要所要所に
施していきます。
一端を外側に25㎜程度折り返します。
折り返した山側7㎜程度のところに半周分だけゴムのりを塗布します。
折り返し全体に塗ってしまうと変なところにくっついてしまったり、
逆に少なすぎるとはがれてしまったり、
この7㎜という幅が下総オリジナルで、とても重要なポイントになるそうです。そこに同じように7㎜幅でゴムのりを塗布したもう一端を合わせて接着します。
半周分がくっついたら、もう半周分同じようにゴムのりを塗布し、
折り返しを元に戻しながら接着します。
圧力をかけてなじませます。
そこからもう一度端をめくりますが、今度は接着したところまで。
ここからはタイヤチューブに空気を少し入れて、
チューブを筒状にした状態で作業します。
端の残っている部分にゴムのりを塗布してめくったところを元に戻してなじませれば、
タイヤチューブ完成です。
いや、完成ではありません。
しわが寄ってしまい、ここから空気が漏れてしまって失敗してしまいました。コツは?と聞くと
「気合です」と答えてくれた3年生の石塚くん。
このあと本番で一本成功したようです。
見習い中の2年生の水上くんも真剣にメモをとっていました。
スペアタイヤ合わせて全部で10本…
先は長いけど頑張れ!