千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 もてぎ大会レポート③

6月24日(土)に栃木県のツインリンクもてぎにて
「Hondaエコマイレッジチャレンジ2017 第9回もてぎ大会」が開催され、
本校自動車部から2チームが出場し、
昨年に引き続き1-2フィニッシュでの2連覇を成し遂げました。

もてぎ大会当日、本校自動車部の様子を
部員の声を交えてレポートしている第3弾です。
今回は本番走行中の裏舞台をお伝えしたいと思います!

ドライバーがコースに出ている競技中も、
他の部員はチームごとに係を分担してマネジメントに回ります。

タイム計測班はこのくらいに帰ってくるだろうという予測タイムと
これ以上伸びてしまうとタイムオーバーになってしまうという限界タイムを
一周ごとにあらかじめ計算で出しておいて、
ストップウォッチで計測したラップタイムと照合します。

今回、規定時間からたった30秒だけを残してゴールしているのは、
このタイムマネジメントがしっかりしているからなのです。

タイム計測を担当した1年生の前﨑くんは
「先輩と一緒に自分もチームに貢献できたことがうれしかったです。」
と話してくれました。

それを見守っていた3年生の三浦くんは
「タイム計測で重要なことは間違えないように正確に測ること。」
と言います。
簡単なことのように聞こえますが、昨年、三浦くん自身が
任されたチームとは別のチームが帰ってきたときにストップウォッチを押してしまい、
慣れていない作業を緊張した場面でやって自分と同じミスをさせたくないという思いで
1年生を見守っていたそうです。
後輩思いでチーム思いの優しい先輩です。


計測したタイムと状況を見てドライバーと連絡をとるのが無線係です。
異常がないか聞いたり、
今が何周目だとか、指定された回転数などを伝えたりする手段になります。

2年生の田中くんがドライバーを務めるAチームでは
無線での連絡の取り方を学んでほしいと田中くん直々のご指名で
2年生の石塚くんが無線を初めて担当しました。

「思っていた以上に無線がつながらなくて戸惑いました。」
と石塚くんが言うように、
無線がつながるのはマシンがホームストレートを走っている間だけで、
あとはほとんどつながらないと言います。

無線を経験してきた3年生の伊藤くんは、無線がつながる時間が少ないので
限られた時間の中で伝えたいこと、聞きたいことをまとめて一気に連絡しあうと言います。
「だから先の展開を予想してドライバーにそろそろ回転数の調整が入るかもなど
早めに伝えることで、急な注文にもドライバーが対応しやすいように配慮しています。」
相手への思いやりが好成績をたたき出す秘訣なのかもしれません。

無線で周回数なども伝えますが、
予防線として最終周回数を伝える役目がサインボード係です。

練習走行でもサインボードを出したのですが、
ドライバーにはどこで出していたのか分からなかったと言われたそうです。

「ピットの前で出すと伝えていたのですが、
コースを走っているドライバーからは分かりづらい場所だったことが後で分かりました。
本番では、ドライバーと話し合ってコースからも見えやすい場所で出すことができました。」
と言うのは2年生の秋山くん。
自分のやりやすいようにじゃなく、
相手のためを思って行動することが大事だと分かったと話してくれました。

次回はドライバーや部長の言葉などを掲載する予定です。
お楽しみに!