千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 もてぎ大会レポート②

6月24日(土)に栃木県のツインリンクもてぎにて
「Hondaエコマイレッジチャレンジ2017 第9回もてぎ大会」が開催され、
本校自動車部から2チームが出場し,
昨年に引き続き1-2フィニッシュでの2連覇を成し遂げました。

もてぎ大会当日、本校自動車部の様子を
部員の声を交えてレポートしている第2弾です。

大会はコースの下見や車検を経て、練習走行に入りました。


練習走行では本番走行と似たような条件で走ることができます。
「大会に参加することが初めての1年生にシミュレーションをさせることもできますが、
大会以外ではほぼ走行することがないドライバーにとっても貴重な時間となります。」
と教えてくれたのは3年生の三浦くん。

3年目のドライバー石塚くんも
「路面状況やスクリーンのくもり具合だとか走ってみないと分からないことを確認することで、
本番までに修正できる点を見つけられます。」
と練習走行の重要性を教えてくれました。

さて、練習走行では、様々なトラブルに見舞われました。


まずはAチームが練習走行の制限時間をオーバーして走行してしまったという
ハプニングが起きました。
無線がつながらなかったり、
最終ラップを伝えるサインボードが出せなかったりしたのが原因のようです。
これはサインボード係だけのミスではなく、
無線の担当者や全体を取りまとめている部長でも防げるミスだったため、
連携の悪さが浮き彫りになった出来事でした。

他にも、練習走行後に後輪のタイヤがボロボロにすり減っていました。
「一周目は想像以上の速さですげーと思っていたら、
2周目から急にタイムが落ち込んでどうしたんだろうと思っていたんです。」
と話してくれたのはタイムを計測していた3年生の三浦くん。

これはAチームにも同じ現象が起きていたのですが、
「加速時にクラッチがつながる音がはっきり聞こえるほどだったので、
タイヤも傷んだのだと思います。」
と3年生ドライバーの石塚くんも話してくれたように、
クラッチの接続が改良されたことで後輪のグリップ力が負けて
ホイールスピンを起こしたことが原因だと考えられました。

そんな石塚くんが予備として奇跡的に持参していたタイヤが、
練習走行で履いていたタイヤよりも硬いタイヤだったので、
本番では後輪だけそちらに履き替えて対策をとることにしました。


また泥よけもタイヤに緩衝しているようでした。
当日は幸い路面が乾いていたので、
泥よけの緩衝している部分を切り落とすことで解決したようです。

さらに、本番走行前にボディーの一部が割れていることに
3年生の三浦くんが気が付きました。
5月にベトナム文化交流に招待されてマシンを空輸した際の傷だと思われます。
こちらも急いで修繕を行いました。


こんなにトラブルに見舞われながらも
本番に向けてひとつひとつ対処していく先輩の姿を見て、
「先輩方の動きが速くてすごいと感じました。」
と1年生の前﨑くん。
「自分たち1年生にはまだ何もできなくてもどかしい思いがありました。
それと同時に、トラブルが起きた際に自分たちも瞬時に判断して行動できるのか
まだうまく想像できませんでした。」
と言うのは1年生の永長くんです。


しかし、3年生の伊藤くんは
「今回は横の連携がうまくとれていなかったように思います。、
昨年はこれを(3年生が)2人だけでやっていたのかと思うとすごいと思います。」
昨年よりも3年生が増えた分、連携をとることも難しくなったのかとも思いますが、
しきりに反省していました。


また同じく3年生の三浦くんは
昨年の先輩が2人で自分たちをよく引っ張ってくれたという見解は同じでしたが、
「自分たちの代は5人いるので緊張なども5分の一、5人で分かち合えます。
それを生かした活動をしていきたい。」
と前向きな意見を聞かせてくれました。

さて、次回はいよいよ本番走行の模様をお届けする予定です。
お楽しみに!