本校自動車部にとっては今年初めての大会となるもてぎ大会まで
残り1週間をきりました。
エンジン班ではクラッチの改良の最終段階に入っていました。
改良したクラッチを組み込んでの動力実験です。
クラッチの改良に携わった2年生の石塚くんに
昨年のもてぎ大会の印象を伺ってみました。
「もてぎという土地に行くことも、会場のツインリンクもてぎに行くことも初めての中、
初めての大会で緊張しました。
会場にはいろんなマシンがあって、
見るからに速そうな車体や、おもしろい車体もあって、
大会に行ってまた改めておもしろい競技だなと感じました。」
大会では当時まだ1年生で右も左も分からない状況で、
「大会の趣旨すら理解できていませんでした。」
と言う石塚くんですが、
今年はおそらく同じように戸惑ってしまうであろう1年生の先輩として大会に参加します。
「これまでの成果は先輩方が積み上げて来てくれたものですが、
後輩たちにとっては自分も先輩の一人だと思うと、
何か成果を残していきたいと考えています。」
創設以来、試行錯誤を繰り返しながら、脈々と引き継がれてきた自動車部の知恵と技。
石塚くんの言葉からは、自動車部に入ったからには
偉大な先輩とともに名を連ねるんだという覚悟を感じました。
昨年は2チーム出場してワン・ツーフィニッシュを飾ることができましたが、
今年のもてぎ大会での目標は?と聞くと
「今回はクラッチの改良もしているので、これが記録につながればと考えています。
天候などによっても記録が左右されるところがありますが、
本校自動車部の最高記録だけではなくて、
高校生最高記録も抜き去りたいと考えています。」
と高い目標を掲げてくれました。
昨年までの改良がマシンとの相性も良く、良い結果も出すことができました。
今回の改良もうまくマッチすれば、またさらに記録に期待ができるようです。
同じエンジン班で石塚くんの面倒をよく見てくれている副部長の伊藤くんに
石塚くんの働きぶりを聞いてみました。
「仕事を任せると最後まできちんとやるし、責任感をもって仕事をしています。
生意気なところもあるけれど、良い意味で先輩との距離が近いんだと思います。」
なんだかんだ言っていますが、
時に厳しい指摘をしても食らいついてくる石塚くんのことはかわいがっているようです。
昨年よりもずっと成長して頼りになった2年生の石塚くんは、
良い先輩になるような気がしました。
もてぎ大会は6月24日(土)栃木県のツインリンクもてぎにて開催されます。
昨年より成長した2年生部員にも注目したいところです。