千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 INNOVATION19

大会1週間前のレポートでまだ塗装に手を付けられていなかった新型マシンですが、その後どうなっているのでしょうか?

 

塗装は間に合わないかなと心配していましたが、1週間前のレポートをアップした直後には塗装の準備が始められていました。

塗装の際には部室内に塗装テントが登場します。

部室内ではエンジンなどの精密部品も扱っているので、塗料の粉末が飛散しないようにテントの中で塗装が行われるのです。カウルにも塗装を乗せたくない場所に丁寧にマスキングが施されました。

 

まずは全体に下地となる薄いグレーの塗装を施し、本校自動車部の特徴となる蛍光色をその上に乗せます。今年は赤色です。この蛍光色が、マネジメント側からは識別しやすくて重宝するのです。

ただし、蛍光色の塗料は高価だということで、節約のために黒色でアクセントをつけ、最後にクリアスプレーで仕上げれば塗装完了。

目にも鮮やかなマシンがお目見えしました。

ちなみに塗装費用だけで1万円くらいかけているのだそう。その話を聞いて部員たちも驚いていました。作業前に聞いていたら手が震えてうまくいかなかったかもしれません。

 

塗装ができたらロゴをシールで貼ります。

貼付場所もしっかり印をつけてずれないように気を配ります。

チーム(学校)名の「SHIMOFUSA」、マシン名称、それからドライバーの名前を貼り付けます。

マシン名称の「INNOVATION」には、「人の真似をしていたのではオリジナルは超えられない 自分たちのものを確立するための技術革新を」という思いが込められているそうです。

今年も良い出来栄えです。

 

同時進行でサイドミラーや、燃料タンクの突出し穴の加工を進めて、新型マシンの完成です。

先頭に立って新型マシンの製作にあたっていた3年生の永長くんは

「塗装が間に合って本当に良かったです。新型マシンはINNOVATION18の型からアンダーカウルだけを変えた形になっているので、パッと見は昨年度のマシンと変わらないんですよ。それを他のチームに分かってもらえるかな~?」と話していました。

本校自動車部は毎年マシンを更新するというのがモットーなので、そこはこだわりが強いようです。

 

大会3日前となる今日は、エンジンの実験が行われていました。

「気になるところが多くて決して順調とは言えませんが、走行には間に合わせます。」と話してくれたのはエンジン班の3年生前﨑くん。やはり少し時間が足りなかった様子です。

エンジンの実験中に、2年生ドライバーの篠田くんが初走行となる1年生ドライバー川口くんに運転席での操作方法を教えている姿が見られました。ベトナム大会でスキルをさらに磨いてきた篠田くんのドライビングも、初走行の川口くんのドライビングも、注目ポイントです。

大会に持ち込む工具などの準備も始まっています。いよいよ大会が近付いてきたなという雰囲気の中で緊張感も高まってきているように思います。

 

もてぎ大会は6月22日(土)栃木県のツインリンクもてぎにて行われます。現在4連覇中。さらなる連覇なるか、新記録を打ち出せるか、楽しみです。