自動車部の代表チームが文化交流プログラムに招待され、
Hondaエコマイレッジチャレンジベトナム大会に出場してきました。
競技中も日本代表チームとしての注目度が高かったようです。
競技終了後には意見交換会が開かれ、ベトナムチームから活発に質問が飛んできたようです。
熱心に聞いてくれることが嬉しい反面、
部員たちは日本代表としてのプレッシャーを感じたと言います。
「自分たちが間違ったことを言うとそれが浸透してしまうという怖さがありました。」
と語ってくれたのは宮崎くんです。
普段の部活の中でも責任をもって取り組んでいるので
競技自体はそれほど大きな緊張はなかったのかもしれませんが、
日本代表という看板を背負うことで自分たちに課せられた責任の重みを感じたようです。また、ベトナムチームの意欲的な姿勢に部員たちは口をそろえて感心したと語ってくれました。
「競技以外でも作業している様子を見に人が集まってきて観察していました。
ものを学ぶということは同じことを学ぶにしても自分のものにするためには
それほど真剣にやらなければならないんだと、見習いたいと感じました。」
と真剣な面持ちで語ってくれたのは部長の厚海くんです。
副部長の伊藤くんも
「ベトナムはまだまだ発展する可能性のある国だからなのか、
学ぶ姿勢がすごく強いと感じました。」
と熱く語ってくれました。
日本での大会中も他のチームが本校のピットを見学しに来ることがありますが、
作業で手一杯なのもあって自分たちが他のチームを見に行くことはなかったそうです。
伊藤くんはベトナムチームの意欲的な姿勢を見て
自分たちには他のチームから学ぶという意欲が薄れてきていると感じたそうです。
「順位に関係なく、自分たちにないものを他のチームが持っている可能性もあるのだから、
周りからもっと吸収していきたいと思うようになりました。」
自動車部もまだまだ発展途上なのだそう。さらなる成長も楽しみです。
大会終了後には大会総合優勝チームと学生(すべて大学生)を交えて
ベトナムホンダの社長や大会運営役員の方々と会食をしました。
ベトナムホンダの社長からはホンダの経営理念や、
ものづくりを通した人づくりについてのお話を聞けただけではなく、
自身の「好きな車」についてなど、くだけた話もたくさんしていただきました。
社長の話を直接聞くことができて、
「言葉の重みを感じました。」
と副部長の伊藤くんは話してくれました。
また、優勝チームは私たちとは逆に日本での大会に招待されるため日本大会での再会を誓ったり、
「成田空港から帰る際にはぜひ本校に寄って下さい」と伝え、大いに盛り上がりました。
こちらも貴重な経験となったようでした。
ベトナム大会以外の日程には色々なところを視察させていただいて、
ベトナムの文化に触れることで多くのことを感じたようです。
次回のレポートには視察内容を掲載したいと思います。