千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 1年生部員

ここ数年は大会に連れていけないほどの人数が入部希望を出してくるようになった自動車部ですが、今年は年度当初に休校が続くなどして活動を十分にアピールできなかったせいか、新入部員獲得に苦しみました。

 

それでも1学期の最後に1人、2学期が始まるともう1人、合計2名の1年生が入部して活動に参加してくれるようになりました。

 

これまでと比べると少ない人数ではありますが、少数精鋭という言葉通り、2人ともやる気十分で先輩方の評判も上々です。 

 

1学期の終わりに入部した1年生の岡﨑くんは顧問に「自動車部に入らないか」と声をかけられて入部を決めたそうです。

声を掛けられなかったら入るつもりはなかったと言いますが、今は誰よりも出席率が高く、活動にも興味深く取り組んでくれている様子です。

  

入部当初はものづくり班を経験して、現在はタイヤ班でタイヤ整備を学んでいます。

最初に面倒を見ていたものづくり班の3年生捧くんからは「作業を覚えるのが早いし、作業自体も早くて確実」とかなりの高評価をもらいました。

 

タイヤ整備を教えている篠田くんは「口数は少ないけれど、ノートを覗くとよくメモをとれているので、しっかり聞いてくれているなと感じます。」と、教えることに手ごたえを感じている様子です。

そして岡﨑くんは、ドライバーとしての資質も買われているので、今後の活躍も楽しみです。

 

2学期に入ってから入部した1年生の日野くんは、自ら志願してエンジン班に配属されました。

「自分たちが1年生のころよりもやる気も知識もあって、すぐに追い越されそう…」と不安そうに話してくれたのは同じエンジン班で2年生の郡司くんです。

郡司くんたち2年生部員は昨年、エンジン班に配属された時期が全国大会後の11月くらいと少し遅かったのと、その後の緊急事態宣言などで十分な活動をしてきたという実感が少ないかもしれません。

現在はエンジン班みんなでオーバーホールを3年生部員に教えてもらっています。「オーバーホールを教わり始めたタイミングは同じだけど、2年生として負けていられない。」と気合十分です。

対して、同じ2年生の大村くんは、後輩ができたことがうれしい様子で積極的に教えている姿が見られます。

どちらにしても、後輩からいい刺激を受けているなと感じます。

3年生はこれまで積み重ねてきた経験値がある分、さすがに焦燥感は感じていない様子で、そんな後輩たちを微笑ましく見守りながら、自分の持てる技術や知識を精一杯伝承してくれています。

 

参加予定だった大会はすべて中止になってしまいましたが、新型マシンの製作が着々と進められています。

1年生も2年生も、3年生の先輩から、たくさんのことをしっかり学んでもらえたらと思います。