千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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ロボット競技

こんにちは!自動車科キャラクターのぐるぐるまだよ!

12月に入ってすっかり寒くなっちゃったね。みんな暖かくして、体調管理に気を付けてね。

 

工業高校では毎年いろんな競技会が開催されるんだけど、今年は感染予防対策でそのほとんどが中止になって、生徒の活躍の場が減ってとても残念。

そんな中、11月の28日(土)に3年生の課題研究でロボットを研究している班が、「WRO Japan on the Web」の本部選考会に参加したよ。

「WRO」っていうのは「World Robot Olympiad」の略称で、レゴブロックでできたロボットをプログラムで動かして、与えられた課題をクリアしていく競技なんだ。

例年、千葉県大会、全国大会を勝ち進むと、世界大会まである国際的な競技なんだよ。今年は世界大会は中止になっちゃったけど、日本国内でのオンライン大会の開催が決定して、その予選にあたるのが今回彼らが参加した本部選考会なんだ。

本校が参加したレギュラーカテゴリーのシニア(高校生)部門には全国から75チームが参加したよ。

 

今年の課題は「Rising Water」。水位の上昇に備えて、住民に避難通知を届け、決壊しそうな堤防をコンクリートブロックでふさぎ、住宅を土嚢で守るというタスクが用意されているんだ。こういう、現実的な問題を課題として取り組むことは、生徒たちにはとっても勉強になると思うんだ。

↑フィールドマットはこんな感じ この上をロボットが動き回るよ

ロボットだけじゃなくて、家やコンクリートブロックなどのオブジェクトもレゴブロックを使うんだよ。

ロボットは、ブロックでできたオブジェクトを持ち上げたり運んだりして課題をクリアしていくんだ。

 

本校のチームが作ったロボットはこれ。

↑レゴブロックでできたロボット かっこいいね~

前のアームはフォークリフトみたいに垂直に持ち上がるんだよ。

↑ぼくのことも簡単に持ち上げちゃうんだ!

今回はセンサーは色を識別できるカラーセンサーと方向や角速度を検知するジャイロセンサーっていう2種類を使ってロボットの動きを制御したんだって。

↑プログラムが簡単に作れるから小学生でも参加できる競技なんだよ

プログラムはブロック型で組み上げられる専門のソフトがあって、初心者でも取り組みやすいようになっているところもこの競技の魅力だよね。

 

本部選考会は「Zoom」を使ってリモートで行われたよ。

↑大会はリモートで行われたよ 試みが新しくて面白いね!

他のチームが競技している場面を見ることもできて、臨場感が沸くよね。

結果は200点満点中33点。

↑本番前の試走時ではうまく課題をクリアできていたんだけどな~

本番前の試走段階では半分くらいの点数が見込めそうだったんだけど、センサーがうまく働かなくて大きく点数を失っちゃったみたい。

残念ながら決勝大会に進む11チームには選ばれなかったよ。

 

研究に取り組んだ3年生の坂内くんは「プログラムの詰めが甘かったところがあって、そういうところが失敗を招いた。」って悔しがっていたよ。

坂内くんは情報系の進学が決まっていて、「この研究を通してセンサーなどの電子機器を扱うことの難しさを学んで勉強になった」と話してくれて、今後の活躍に期待できそうだね。

 

メンバーのもう一人3年生の杉村くんは「こんな状況の中でも大会に参加できてよかった」とオンラインでの開催に感謝していたよ。

「だけどやっぱり現地で他のチームのロボットが競技しているのを直接見たかった」とも言っていて、来年度以降、会場に一堂に会して開催されることを願っていたよ。

 

結果は思わしくなかったけど、WROのおかげで彼らにとってはとっても充実した期間だったんじゃないかな。

この研究成果は1月18日(月)に科内で行われる「課題研究発表会」で発表されるから、自動車科の在校生のみんなは楽しみにしていてね!

↑現在、工業実習棟の廊下には課題研究の中間発表が掲示されているよ これで予習しておくのもおもしろいかも

もちろん、他の課題研究についても発表されるよ。先輩たちの頑張りを後輩のみんなにぜひ見てもらいたいな!