11月5日(日)日本大学生産工学部主催となる第10回風力発電コンペWINCOM2017に航空車両整備科から2チーム4名が参加しました。
クラスは高校生部門、オープン参加部門、エネルギー利用部門に分かれます。
高校生部門は支給された発電機を使用して風力発電機を自作し、2~6m/Sの整流された送風に対して発電した平均発電量を競います。
高校生部門はさらに送風機に対する回転軸の向きによって、水平軸風車と垂直軸風車の2部門に分かれています。
本校からは毎年、3年生の課題研究という授業の中で風力発電機を研究するチームが出場しており、今年は5度目、水平軸風車と垂直軸風車それぞれ1チームが参加してきました。
水平軸風車は昨年の先輩方の研究から翼型形状にした羽を使用して、揚力による回転数の増加を図りました。また、発電機を2台使用することで出力の増加も期待できました。
測定結果は平均発電量2691mW と昨年の優勝成績を大きく上回る値を出すことができました。
垂直軸風車は過去の先輩方の発電機を参考に、サボニウス型と呼ばれるタイプの風車を製作し、剛性にも着目した作品に仕上げました。
結果は平均発電量820mWとこちらも過去の成績を上回る大健闘。
どちらも本校の過去最高記録をたたき出し、水平軸が部門2位、垂直軸は部門3位という結果となり、全体では水平軸が優秀賞を獲得しました。
他校の成績も著しく上昇しており、様々な技術を目の当たりにして垂直軸で出場した3年生の厚海くんは
「似たような風車でも少し形が違うもので自分たちよりも発電量が良いものがあって面白いと思いました。」
と話してくれました。
今大会に出場したチームはここからさらに研究を進め、来年度のチームに引き継いでさらなる発電量アップを目指していきます。