千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 先輩を育てる新人

大会2週間前の自動車部です。

今日も暑い中、部活動を頑張っていました。

 

例年は新型マシンは秋の全国大会でのお披露目になりますが、今年は昨年のマシンを廃車にしてさらに改良を重ねた新型マシンをもてぎ大会で披露することになっているので、その分作業量が多く大変ではありますが、部員たちの期待が大きいのも感じられます。

もてぎ大会が初めての大会になりますが、どうですか?と聞くと

「これが走るんですよね!? 緊張しますね。」と応じたのは1年生の小関くん。

まだ製作途中の新型マシンを前に期待とも緊張ともとれる表情で答えてくれました。

 

自動車部の活動はどうですか?と尋ねると

「おもしろいけど難しかったり厳しいところもある」と正直に答えてくれました。

少し前まではフレームの溶接作業に加わっていた小関くん。

これまでで一番印象に残っている作業はやはり溶接だとか。

「最初に本番から入って失敗してしまったし、練習している間も何度もトーチを詰まらせてしまって」

と失敗したときの印象がまだ強い様子です。

 

それでも直接指導していた2年生の前﨑くんに小関くんの仕事ぶりを聞くと

「もともと溶接を教えるにあたって真面目でしっかりした1年生が良いなと思って選んだんです。

溶接を最初に教えた時から『これで良いですか』と確認をしてくれるし、責任感があって慎重に作業を進めてくれました。」と作業に対する姿勢には大満足でした。

そればかりでなく、

「おかげで自分も正しいことを教えられる先輩にならなくてはと思えるようになってきたので、自分を成長させてくれる存在でもあります。」と刺激を受けている様子。

1年生の頃にはあまりしゃべれなかった前﨑くんの口からそんな気の利いた言葉が出てくるようになったのですから、小関くんとは本当に良い師弟関係が築けているようです。

 

小関くんにもてぎ大会に向けて目標は?と聞くと

「みんなで作ってみんなの思いが詰まっているこのマシンをドライバーに託して、精いっぱいドライバーのサポートが出来たらと思います!」

と1年生とは思えないしっかりした目標を聞かせてくれました。

 

先日苦戦していたフロントスクリーンもようやく納得のいく形ができてきたところ。いい人材も良いマシンもそろってきました。

スクリーンがうまくいってみんなのこの表情!

試行錯誤してようやくうまくいったフロントスクリーン

もてぎ大会は6月23日(土)栃木県のツインリンクもてぎにて開催されます。

小関くんたち1年生にとって初めての大会、そして新型マシンの初走行、期待が高まります!