いよいよ今週末に大会を控えた自動車部。
さすがに慌ただしくなってきました。
忙しい中ではありますが、部長であり、ドライバーでもある田中くんに大会に向けて意気込みを語ってもらいました。
―ずばり、今大会に向けて目標はどんなところでしょうか?
「ドライバーとしては、自分自身の記録を抜かすことです。
部としては、入ったばかりの1年生にこの部活をおもしろいと思ってもらえるように成功させることです。」
今年は1年生が9人も入部しました。それでも、初めての高校生活にまだ慣れない様で授業課題などに追われて部活に顔を出さなかったり、来ても活動を途中で切り上げて帰宅してしまう部員も少なくありません。もちろん学習活動を優先するのは大事なことではありますが、先輩たちは部活がやりたいから、部活に支障をきたさないように学習活動をきっちり時間内に収められるように日ごろから努力している姿を見かけます。(実際、自動車部に限らず、部活動に一生懸命取り組んでいる生徒は学習成績も伸びる傾向にあります。)部活動の面白さを実際に感じてもらえれば、もっと積極的に活動に参加してもらえるのではと考えて、今は先輩から後輩に活動を強制することは控えているようです。
後輩部員にもこの思いが伝わると良いですね。
―成功させるためにはどんな対策を立てますか?
「1年生にもできるだけ役割を割り振りたいと思います。」
大会中はドライバーだけでなく、マシンのセッティングを管理するメカニック、ドライバーとの連絡係、ラップタイムを管理するタイム計測係、ドライバーに周回数を知らせるサインボード係など、様々な役割が割り当てられます。大会全体を見ることも大事ですが、1年生にも役割を与えてレースに加わっている実感を味わってもらいたいと思っているようです。
「1年生だけじゃなく、2年生もまだやった事のない係があるので、挑戦してもらおうと思っています。」
チーム全体として成長できると良いですね。
―今回はもてぎ大会で新型マシンのお披露目となりますがどうなりますかね?
「まだ実験もできていないので性能は分かりません。だけど、もう事故は起こせなので、慎重に走りながらも攻めたドライビングをしていけたらと思います。」
新型マシンを操作するのは田中くんです。どんな記録が出るのか楽しみです。
―何か心配事はありますか?
「あとは部員の体調です。」
大会前ということもあって活動も連日延長しがちで、すでに満身創痍の状態。毎年のことではありますが、今年は新型マシンを間に合わせるため特に忙しかったように思います。万全とはいかなくてもできるだけ体調管理には気を配って大会に挑んでもらえたらと思います。
毎年、もてぎ大会には本校から2チームが出場します。田中くんともう一方のチームでドライバーを務めるのが1年生の篠田くん。
「走行動画は見ましたが実際に走ったことがないのでまだ想像がつきません。今は不安しかないです。他のマシンに注意しながら走ろうと思います。」
篠田くんの初走行にも注目のもてぎ大会は、今週末6月23日(土)栃木県のツインリンクもてぎにて開催されます。