千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 もてぎ大会レポート①~緊張の初ドライブ

6月23日(土)に栃木県のツインリンクもてぎにてHondaエコマイレッジチャレンジ2018第10回もてぎ大会が開催されました。

本大会は自作マシンを用いて規定コースを規定時間内に走行し、消費した燃料がどれだけ少ないかという燃費を競う競技になっており、関東近郊27チームがエントリーした高校生クラスに本校自動車部からも2チームが出場しました。

 

当日は朝4時前に学校を出発し、6時頃会場着、競技開始までピット設営やマシンのセッティングを急ぎます。

2,3年生が自分たちの仕事を着々とこなしていく中、1年生は初めての大会で勝手がわからずに戸惑い焦っているようでしたが、先輩から指示を受けて少しずつ場に馴染んできたようでした。

その1年生の積極的に行動する姿からは自分たちもレースに貢献したいという気持ちが伝わってくるようでした。

 

中でも今回ドライバーを任せられた1年生の篠田くんは、データを見ながら走行イメージを膨らませたり自分のマシンにゼッケンを貼ったり、やや緊張気味な面持ちながらも自分のできることを静かにこなしていました。

 

レース開始前にコースウォーキングの時間が設けられ、実際に歩いてコースの下見ができます。

通信機器の点検も兼ねて3年生ドライバーの田中くんと実際に走るラインを歩きながら、注意する点、エンジンをかけるポイントなどを教わりました。(燃費競技のため、エンジンはかけっぱなしではなく切って惰性で走るところも多いのです。)

 

大会では安全にレースが行われるために車検があります。

エンジン回りの安全点検だけでなく、ドライバーの視界が確保されているか、ブレーキの効き具合などもチェックしてもらい、篠田くんのマシンは無事にパスすることができました。

 

練習走行が開始されます。篠田くん、初ドライブです。

周りの先輩からも「初めての大会だから力まなくて良いよ」「頑張ってね」と優しく声をかけてもらいまいした。

競技はコースを10周しますが、さすがに初ドライブなので1周ごとにタイムが違って走行が安定しません。

そのうち、遅れてスタートした3年生ドライバー田中くんの操るAチーム緑マシン(写真右端)が篠田くんのBチーム赤マシン(写真左端)の前に出ました。(スピードレースではないのでポジションで順位が決まるわけではありません。)田中くんがうまくリードしてくれたおかげで、篠田くんのペースも安定するようになってきました。

そして無事にゴール。

篠田くん、「酸欠状態です」と感想を話してくれました。

コースに出て走っている間はおよそ35分。車内は通気性が悪いわけではありませんが、空力を考慮した特殊な形状のマシンへの慣れない乗車姿勢と、車内温度が高まることで酸欠っぽくなると3年生ドライバーの田中くんも話していました。

緊張もあったでしょう。

それでも、その後は少なくとも傍から見ていると飄々とした様子で頼もしく感じました。

この後すぐに行われる決勝走行も問題なさそうです。

 

さて、その一方、3年生ドライバーの田中くんが乗車するAチーム緑マシン、こちらは実は車検時からトラブル続きでした。その様子は、次回、もてぎ大会レポート②にてお伝えしたいと思います。