こんにちは、自動車科キャラクターのぐるぐるまだよー!
今日のぐるぐるまは、紙で作った橋がどのくらいの荷重に耐えられるかっていう構造を勉強する3年生の実習をのぞいているよ。ぼくはすぐつぶれちゃうけど、紙の橋は10kg以上耐えるんだって!
ところで今日の午前中の実習で、3年生の実習は最後だったんだって。
最後の実習を迎えた3年生に、これまでの実習で一番おもしろかったのは何か聞いてみたよ。
眞野くんは没頭していた課題研究が一番面白かったんだって。
課題研究は3年生の授業で、自分のやりたい課題を決めて1年間かけてそれを研究するんだけど、眞野くんは風力発電の研究をしたんだ。毎日遅くまで実験を繰り返していたけど、日々発見があって面白かったんだろうね。
他にも1年生の時の溶接の実習をあげていたよ。眞野くんは溶接のコンクールにも出場したんだ。
川村くんは3年生のNCフライス盤の実習が好きだったみたい。
パソコンにプログラムを打ち込んで、フライス盤という切削機械で金属に文字や絵を掘るんだ。自分の好きな絵柄にできるし、磨くとピカピカになる真鍮っていう金属を使っているから、みんな記念品みたいな感覚で持ち帰るみたい。
人気が高かったのは2年生でやったエンジン実習やシャシ実習。
自動車と言えばやっぱり花形のエンジンとか、シャシ(トランスミッションやデファレンシャルギヤ等)が人気になるよね。どちらも分解・整備・組み立てまでを半年ずつ丁寧に教わるんだ。色んな失敗も経験したけど、それが逆にいい経験になったと印象強かったみたい。
3年生でやった航空特殊車両の運転実習も人気だったよね。
空港で使われている特殊車両を使って、車の軌道や性能を運転しながら学べる人気の授業だよ。
3年生のライントレースカー実習もおすすめ。
機体を自分で製作して、配線を施して、プログラムも考えて、これまで学んだ機械・電気・情報の勉強がすべて盛り込まれた集大成の実習と言っても過言じゃないよね。
決められたコースをいかに速く走れるか、みんなで競い合っていたよ。
ちなみに苦労した実習は?と聞くと3年生の電装実習での実技試験をあげる人がほとんどだったよ。
3年生になると口頭試問と言って、機械の構造や電気の流れを、図を見ながら口頭で説明するっていう試験を取り入れているんだって。
ちゃんと理解していないと上手に説明できなくて、放課後に何度も再試を受ける人を見かけたなあ。でも、合格した人は嬉しくてまだ合格していない人に積極的に教えてくれる姿とかを見ていると、楽しんでいるようにも見えたよ。苦労してクリアできたことって、やっぱりちゃんと覚えているしすごくいい経験になるよね。
来週からは卒業考査を控えている3年生。色んなことを経験した高校生活も残りわずかだね。
最後の考査も精いっぱい頑張ってほしいな!