千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

〒289-0116 千葉県成田市名古屋247 MAP
0476-96-1161

自動車科緊急座談会!~レポートって大変!?~

こんにちは、自動車科キャラクターのぐるぐるまだよ。花粉症がひどくて眼鏡とマスクが手放せない今日この頃だね。

さて、今年度ももう終わろうとしているけど、みんな今年の成績はどうだったかな?

自動車科では実習を行うと、単元が終わるごとに必ず授業内容のレポート(報告書)を提出してもらっているんだ。

1年生は今までレポートを書いたことがないので苦労する子も多いみたいで、先生たちも指導するのは一苦労なんだって。

そこで、今日は自動車科キャラクターのこのぼくが、みんなのために一肌脱いで緊急座談会を開いたよ!題して「レポートって大変!?」

座談会には、初めてのレポートに困惑しながらも1年を乗り切った1年生の有馬くんと宮田くん、放課後はレポート課題と部活を両立している2年生の髙橋くんと坪田くん、そして3年生からは先生をも唸らせるレポートを書く眞野くんの5名が参加してくれたよ。進行役はぼくが務めたんだ、えっへん。

 

座談会を始める前に、眞野先輩の過去のレポートを1年生と2年生に見てもらう時間を設けたんだ。

眞野くんのレポートは字や絵がきれいなところがまず目を引くけれど、読み込んでみると内容はもっとすごい!

宮田くん(1年)「絵や図があることで分かりやすい。必要なことが書かれてあって、不必要なことが書かれていないから読みやすい。」

髙橋くん(2年)「機械を動かす方向や順番も図解されているのが分かりやすい。」

坪田くん(2年)「図も、全体図を描いた後に部分的に抜き出して詳細が書かれてある。こう書けば良いのか…」

って、それぞれに感心して見入っていたよ。

 

~レポートは考察が大変~

―レポートを書く上で難しかったこと、困ったことって何かあった?

有馬くん(1年)「感想とか、考察をつけるのが大変だった。授業内容は授業をちゃんと聞いていれば書けるし、正解が分かっているから迷いなく書ける。でも、感想とか考察は自分で考えなきゃいけないし、先生に提出するまで正解が分からないから不安。」

―考察が不正解だった場合はどうなるの?

有馬くん(1年)「先生に提出しても、違うところとか足りないところを指摘されて、その部分を訂正して再提出します。それが大変。」

―2年生はどう?

髙橋くん(2年)「困ったこととかは特にないけど…眞野先輩、3年間で一番大変だったレポートってどの授業ですか?」

眞野くん(3年)「2年生の時の『シャシ』の授業です。そのレポートはやっぱり考察が大変でした。」

―シャシのレポートは大変だってぼくも聞いたことがあるよ。分解・組み立ての手順に加えて考察課題を課されるんだよね。でも考察ってインターネットとかで検索すれば分かる内容じゃないの?

坪田くん(2年)「それがどこにも載ってないっていうか、正解のない考察が出されるんですよ。」

―なるほど、考える訓練をするってことだね。それで受け取ってもらえる基準はどうなっているの?

坪田くん(2年)「自分で考えて、その理論が通っていれば大丈夫だそうです。でも誰かの考えを真似することは禁じられていて、自分で考えたことでも自分より前に別の人が同じ考えで提出してしまうと、自分のは受け取ってもらえないんです。だから早い者勝ちみたいなところがあって、レポートを早めに仕上げる習慣が身に付きました(笑)」

―そう言えばレポートを書くために居残りしている子も見かけるよね。この中には部活をやっている子もいるけれど、レポートはいつ書いているの?

眞野くん(3年)「部活が終わってからとか、休みの日に家で書いています。」

坪田くん(2年)「直しがある場合はそんなに時間もかからないので、昼休みを有効に使って書き直しや再提出をして放課後にはあまり残らないようにしています。」

髙橋くん(2年)「大変なイメージがあるかもしれないけど、授業もレポートもおもしろいと思う。考察も考えることがおもしろい。楽しんでやったもん勝ちだと思う。」

~レポートを書く意義とは~

―いろんな意見が出ているレポートだけど、そもそもレポートって何のために書いているんだと思う?

坪田くん(2年)「自動車整備士試験の受験資格を得るための義務?」

―でもレポートはこの学校だけじゃなくてほかの工業高校でも必ず書いているんだって。

髙橋くん(2年)「わかりやすく書くことで自分の理解が深まるんじゃないかな。」

有馬くん(1年)「実習をやっただけじゃ身につかないから、それをまとめることで内容を整理するため。」

―でもそれならノートで十分じゃない?

有馬くん(1年)「ノートだと適当に書いちゃうから、人に見せたときに分からないんじゃないかな。」

―なるほど!じゃあ4月から就職が決まっている眞野先輩、まとめてください!

眞野くん(3年)「レポートを書くことで人に伝える力が身につくのだと思います。」

―そうか、レポートは表現力を身につけるのに役立つんだね!

確かに仕事を始めたら先輩に分からないところを聞くにも後輩に教えるにも、表現力は大事になってくるもんね。お客さんを相手にするような仕事だとなおさらだよね。彼らはレポートを書くことで社会で生きる力を身につけていってるんだね!

 

―じゃあ最後にみんなはレポートを書くときにどんなことを心掛けて書いているの?

宮田くん(1年)「まだレポートをこなすのに精いっぱいで…」

髙橋くん(2年)「文字だけじゃなくて分かりやすいように図を入れるようにしています。」

坪田くん(2年)「作業時の注意点を書くようにしています。」

眞野くん(3年)「時系列(順番)を大事にしています。あとは言葉で説明できないところは図を入れて分かりやすくなるよう心掛けています。」

―みんな人に伝えるために工夫をしているんだね!1年生も参考にしてもらえるといいな!

レポートに関する座談会はこれで終了。レポートって大変なんだなって思っていたけど、みんなただの苦行として受け止めているだけじゃなく、楽しんだり意義を見出したりして取り組んでいるんだなって分かって、ぼく嬉しくなっちゃったよ♪ ぼくの座談会レポートもみんなに分かりやすく伝えられたかな~?

今回の座談会に参加してくれたみんな、ありがとう~!

またみんなが困っていることがあったらぼくが一肌脱いじゃうからね!