いよいよ本番モードです。
ベトナム大会では、本校は招待チームとして大会を盛り上げる「華」的な特別な存在として扱われます。
開会式では下総高校自動車部を華々しく紹介されます。
大会を盛り上げるために、練習走行でも明日の決勝走行でも1番スタートとなり、本校がスタートするまで他のチームは待機しているので、日本での大会とは違ったプレッシャーを感じます。
日本からは油脂類は持ち込めないので、昨日の準備段階では燃料となるガソリンは用意されておらず、エンジンをかけていません。
数週間前に日本からマシンを送り出してから初めてのエンジン始動
となります。
みんな緊張して見守っていましたが、あっさり始動して快調です!
スタートまでの残り時間は十分あり、余裕で作業を終えられると考えていたら・・・
やっぱりそんなにうまくいかないもので、なんとタイヤがのンクを発見!まったく余裕がなくなってしまいました。
そんな中、さすが?ドライバーをやれる心臓の持ち主の篠田君、動揺している様子は全くありません。
普段の部活ではタイヤ班を担当し、先輩たちが驚く技術習得の速さ見せているだけあって、手際よくタイヤを外してチューブを新品に交換していきます。
他にも小さなトラブルはいろいろあり、予定のスタート時間をちょっとだけ過ぎてしまいましたが、昨日と同じくチームとして互いをカバーしあいながら、なんとか無事にスタートできました!
ドライバーの篠田君は、もちろん初めて走行するコースですが、昨年・一昨年の先輩たちが残してくれた走行データを分析して万全の走行シミュレーションはできています。
あとはドライバーの腕次第なのですが・・・
ばっちりです!本人はちょっとミスがあったと言っていましたが、サポートしていた他の部員たちは「完璧」と称賛していました。
ただ、日本も熱いようですが、ベトナムは完全に日本の真夏状態です。
初めて経験する猛烈な暑さの中でのドライビングは応えた様で、わずかな走行時間にもかかわらず、かなり体力を消耗していました。
今夜はおいしいものを食べて元気を取り戻し、明日に備えましょう!