千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 ベトナム文化交流プログラムレポート⑤

自動車部の代表チームがベトナム文化交流プログラムに招待され、
6泊7日をベトナムで過ごし、文化や歴史に触れてきました。6日目にはハロン湾から再びハノイ市内に戻りました。
観光スポットではなく市民たちが集うホアンキエム湖周辺を散策し、
ベトナムの生活を肌で感じることができました。

観光地で売られている同じ品物が、かなり安く売られているのはショックでしたが、
「観光地にお金を落とすこともベトナム経済に寄与するんだから、
お世話になったささやかな恩返しだと思えばいい」と先生に言われました。これまでたくさんごちそうしていただいたのですが、ベトナム最後の夕食は
「シンプルにベトナムで一番おいしいフォーが食べたい」と要望したところ、
快く対応していただき、そのお店へ行ったのですが、
これがベトナムでの最高の驚きだったかもしれません。

お店の看板は普通だったのですが、中へ入ると「えっ!?ここって路地?」、
天井はなくて隣の建物の軒先がお店になっていました。
食事の途中、部員たちの後ろをバイクが1台通り過ぎていきましたので、
間違いなく路地だったようです。

でも、フォーは本当においしかったそうです。
これまでホテルや高級料理店での食事をいただいてきた舌では
さすがに勝てないだろうと思っていた部員たちの予想は裏切られ、
感動した、本当においしかったと口々に褒め称えていました。


ちなみにベトナム料理には当たり前のようにパクチーが入っているのですが、
日本で食べるようにたっぷり入っているのではなく、
薬味としてほのかに感じる程度なので(ベトナムではそれが当たり前だそうです)、
「パクチー苦手」と言っていた部員たちも、
帰る頃にはすっかりパクチーの味に慣れていました。


こうして自動車部代表チームは6泊7日の行程を終え、ベトナムをあとにしました。

 
文化交流プログラムを終えて、三浦くんは
「ベトナムはとにかく活気のある国だと感じました。
大会で若い人たちが盛り上がっている姿を見ても
自分たちが国を変えていくんだという気持ちを感じました。
日本にいるとなんでもそろっていることが当たり前で、
自分たちで良くしていこうと思う気持ちは欠けていると感じました。」
と話してくれました。
同じ若者として、たいへん刺激を受けた様子でした。

そんな活気のある雰囲気を感じて、
海外勤務もおもしろそうだと感じた部員も多かったようです。


また顧問を含めて7人をもてなしてくれるのに
すごくたくさんの人が動いてくれたことにも感謝を述べていました。
「見えるところでも見えないところでも本当にたくさんの人が自分たちをもてなしてくれて、
本当に歓迎されていることが伝わってきました。」
と伊藤くんが言うと、部長の厚海くんは
「普通に体験できることじゃないことを、7日間で体験させてもらいました。
多くの方に感謝してもしきれない思いです。
先輩方と積み上げてきた成果で自分たちがベトナムに行くことができて、
部活動というものは本当に大きい存在だと感じました。」
と先輩方にも敬意を払うことを忘れませんでした。


ベトナムから帰ってきた部員たちはまた一回り成長したように感じました。
このような機会を与えてくださった主催のホンダベトナムカンパニー・リミテッド様、
本プログラムにかかわって下さったすべての方、
ならびに出発にご協力くださった保護者の方皆様に感謝いたします。

自動車部は貴重な経験を積んだ3年生を中心に、新一年生も迎えて、
さらに躍進してまいります。