千葉県立下総高等学校Shimofusa High School

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自動車部 大会直前レポート

いよいよ全国大会が目前に迫ってきた自動車部。

本日は大会に持ち出す工具などの点検をしながら準備を進めていました。

 

例年より作業に余裕があるように感じられたので2年生の小関くんに話を聞いてみました。

「今回は過去に先輩方がおっしゃっていたシミュレーションもいくつか行うことができました。」

毎年、大会前にバタバタと慌ただしくしてしまい、そのまま大会に流れ込む感じで、当日になって「あれを確認しておけばよかった」「これを練習しておけばよかった」と後悔することがありました。

昨年卒業した先輩が「シミュレーションは必ずやってほしい」と強く言い残してくれていたのをちゃんと覚えていたんですね。

暖機のシミュレーション中 どのくらいで暖まるか時間を計測

具体的には、いつも走行前に慌てて開始するエンジンの暖機や、ドライバーとマネジメント間で使う通信機器などを事前にシミュレーションしたとのことです。

一度やっておけば、大会中の緊迫した雰囲気でも落ち着いて取り組めるはずですね。

 

また、小関くんは「フルタイムの日程も初めてなので、その流れもちゃんとつかみたいです。」と話してくれました。

昨年は天候の影響で、練習走行を決勝走行に置き換えて、本来は2日間に渡って行われる内容を1日に短縮して行われました。2日間の日程を経験するのは初めてだからと、少し身構えている様子でした。

1年生も持ち出し工具のチェックに参加して準備万端の様子

意気込みをどうぞと促すと、

「先輩も後輩もいる中で中間管理職的な位置になります。3年生の先輩を支えつつ、後輩の1年生にも気を配ってしっかり指示していきたい」

と話してくれました。頼りにしています。

 

3年生の前﨑くんは「最高学年になってしまいました…」と後輩を指導する立場になったプレッシャーを少なからず感じているようでした。

今年は部員数が例年になく多かったこともあり、大会に行けるのは選抜されたメンバーのみとなってしまいました。3年生の中にも大会に参加できないメンバーが出てくる中で、部員たちは自然と最高学年である3年生の前﨑くんに信頼を寄せるようになってきています。

「後輩や、部全体をまとめていかなければならないと思っています。」

もともと穏やかな印象を与える前﨑くんは、そう言いながらも特に気負った様子は感じられませんでした。

エンジンは改良をして満足のいく実験結果を出せた様子

「夏休みの間にやったエンジンの実験で良い結果が出たんです。せっかく良い結果が出たのでそれを十分生かせるように、チームで一致団結して、大会に臨みたいです。」

みんなが前﨑くんを頼りにするのもうなずける気がしました。

 

またドライバーには昨年の全国大会で優勝経験もある2年生の篠田くんと、新しく1年生の大村くんが抜擢されました。

初ドライブとなる大村くんは「事故のないように、ベストを尽くしたい」と意気込みを語ってくれました。

エースドライバーである2年生の篠田くんは、出発前日に授業で行われる実技試験になんとか合格して「この良い運気の流れのまま大会に挑んで、良い記録を出したいです」とにこにこ笑顔で答えてくれました。

 

全国大会は9月29日(日)に栃木県のツインリンクもてぎにて開催されます。

明日の金曜日に荷物を積み込んで学校を出発、翌30日(土)は同会場で練習走行が行われます。

大会5連覇をかけて、また、自分たちの新記録を目指して、本田宗一郎杯Hondaエコマイレッジチャレンジ2019第39回全国大会に挑みます!

皆様、応援、よろしくお願いします!